投稿者:佐藤 昌子(星田西) 投稿日:2025/06/16

私の外出全般を支えてくれているのは、歴代の愛車(50ccミニバイク)です。 バイクとの出会いは結婚を機に交野市に住むようになってから、駅への通勤手段として付き合いが始まった。運転歴はかれこれ60年になるだろうか? とくに現在のバイクはよく頑張ってくれている! と急に愛おしくなった。
今では、後期高齢者に突入した持ち主、その生活を支えるための買い物と、趣味、社会活動等々、外出になくてはならない脚そのものとなっている。
何度か転倒もし、溝にもはまった。そのたびに持ち主の身体の傷の修復に合わせて修理をし、ともに頑張ってきた。文字どおり2本の脚と2輪が外出の脚そのものとして支えてくれている。ただ、近年の猛暑にはお手上げ状態である。
かつての苦い経験を想い出す。午前中の会合、日陰に置いたはずの愛車、会が終わる頃には炎天下になっていた。火傷しそうに暑くなった(少し大げさながら)ヘルメットを頭に、アスファルト路面からの照り返しを受けながら、午後のスケジュール、NALCの会議に間に合うようにと走らせるしかなかった。
ところが、走行まもなく気分が悪くなり、これは危険!と判断して近くの喫茶店に飛び込んだ。お店の方が私の状態を察知して、氷と冷たいタオルを出して下さりソファーで横になるようにと気遣って下さった。幸い、元気を回復して遅ればせながら会議に出席することが出来たのだった。
昨今のニュースを見るにつけ、また、救急車の音を聞くにつけ、あの時「命を助けていただいた」という感謝の気持ちを今改めて想い出す。
その上で、今夏の猛暑、更には加速するであろう地球温暖化の夏場を今後どう乗り切り、かつ自己の老化現象にあがないながらも孤立しないで社会生活を頑張れるだろうか? 改めて難題に頭をかかえる昨今である。
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