投稿者:濵口 忠吉(生駒市) 投稿日:2025/07/23

私の故郷は三重県熊野市です。日本書紀にも残る、神々のふるさと「熊野」。熊野市は三重県尾鷲市と和歌山県新宮市の間、三重県最南部に位置し「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録された熊野古道が残る街です。
また、私の故郷磯崎町の近くには吉野熊野国立公園の一角を占め、2004年にはユネスコの世界遺産に登録された「鬼ヶ城」があります。
鬼ヶ城」は坂上田村麻呂が鬼退治をしたという伝説があり観光名所としても有名なスポットとなっています。
中学生時代には帰り道に鬼ヶ城へ度々遊びに行ったことが想い起こされます。
磯崎町は小さな漁港のある半農半漁の田舎町で、眼下は海だったので、夏になれば泳ぎに行き、漁港の船のマストに上がり飛び込みをしたり、遠泳を楽しんだものでした。さらに素潜りで伊勢海老や、さざえをはじめいろいろな魚を採ったりしたものでした。
また、秋冬になれば山に出かけて、今では禁じられていますがトリモチで小鳥を採り、自宅で鶯や、メジロを何匹も飼っていたこともあります。
現在、町は過疎化が進み人口もかなり減ってしまい、若い人は殆どいないと聞かされており、少し寂しい気持ちもしますが、小さい頃の想い出は決して忘れることはありません。
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